「1人反省会」で心がすり減っていった話~HSPの私が”振り返り”から抜け出すまで~

こんにちは。今回は、HSPの私が日々の「反省」で自分を追い込みすぎてしまった体験についてお話ししたいと思います。

上司のひと言から始まった「1人反省会」

私は数年前、とんかつ屋で正社員として働いていました。

その職場には、いわゆる”厳しめだけど真面目な”上司がいて、こんなことをよく言われていました。

「俺はいつも一日の終わりに”1人反省会”をしているんだ。自分の言い方とかを一日振り返って、あの言動はよくなかったなとか自分で振り返りをしているんだ。」

私は当時、まだその仕事にも慣れておらず、評価も不安だったので、「それならやってみよう」と、実践するようになりました。


夜になると始まる”自分責めタイム”

それから毎晩、私は布団の中で今日の出来事を思い返すようになりました。

・あのときの返事、ちょっといけなかったかも

・仕込みがなかなか慣れない。迷惑かけちゃったな

・店長から指示された業務、最後までやり通すことができなかったな

本来なら”成長のための振り返り”だったはずが、気づけばただの”自分を責める時間”になっていました。

小さな出来事もネガティブに捉えて、グルグル考え続ける。

そして最後には、「私って本当にダメだな」という気持ちで1日を終えるようになっていたんです。


HSPだからこそ、感情の刺激を強く受けてしまう

私はHSP(Highly Sensitive Peason)という特性があります。

人よりも音や光、匂いといった感覚刺激に敏感で、さらに人の言葉や空気感、感情の変化にとても影響を受けやすいんです。

だからこそ、誰かの表情ひとつ、言葉の端々が気になってしまって、「私、何かしたかな?」と必要以上に気にしてしまう。

反省すること自体が、心にとってかなり大きな負荷だったんですよね。


「反省がいいこと」って、ほんとう?

私を指導してくれた上司は、「成長のためには振り返りが必要だ」と本気で思っていたはずです。

実際、その人は毎日何かしら自分の言動を振り返ってあんな言い方しちゃいけなかったなとか、その度に自分の頭の中で整理して次に活かす姿勢がありました。

でも私には、それが”自己否定の種”にしかならなかった。

真面目で責任感が強いHSPにとって、「反省」は自分を傷つけるナイフのようになることもあると、あとになって気づきました。


「反省会」をやめて、「ねぎらい会」へ

前職でずっと続けていた”1人反省会”は今はもうやめました。

代わりに取り入れたのが、「1人ねぎらい会」。

・「今日も1日、よく頑張ったね」

・「ちょっと疲れてたけど、できるところまで頑張った」

・「ミスがあったとしても、それを気にしてる時点で十分すごいよ」

反省ではなく”自分をねぎらう習慣”に変えたことで、心が少しずつ軽くなっていったんです。

今でも時々、反省モードになってしまうことはあります。だけど、「私は責めるために生きてるんじゃない」と気づけるようになりました。

他人の正しさ=自分の正解じゃない

この経験から学んだのは、「正しさは人によって違う」ということ。

誰かにとっては効果的な習慣も、自分にとっては負担でしかないかもしれない。

それに気づかず、「私がダメなんだ」と思い込んでしまうことが一番つらかった。

HSPである私にとって大事なのは、”自分の感覚や心の声”を信じること。

合わないやり方を無理に取り入れるよりも、自分の心がホッとできる方法を選んでいいんだと、今では思えるようになりました。

最後に:やさしさから始める自分との付き合い方

もし今、「自分を変えなきゃ」と思って反省ばかりしている人がいたら、どうか一度だけ、自分をねぎらってあげてほしいです。

完璧じゃなくてもいい。

気づいて立ち止まれたなら、それだけでもう十分です。

”責める習慣”よりも、”やさしさの習慣”を。

それがきっと、自分を大切にする第一歩だと思っています。